循環器研究班
循環器研究班は先天性心疾患、川崎病、不整脈、心筋症など小児の心臓病全般の治療と管理をおこなっています。主に慈恵医大本院と埼玉小児医療センター循環器科に医師を派遣し小児心臓外科のグループと綿密な連携の下、患者さんへのオーダーメイド医療を提供しています。現在、5名の班員が日本小児循環器学会専門医の資格を有しています。
臨床:先天性心疾患患者の術前後の治療と管理、心臓カテーテル検査(本院129例/2010年、埼玉小児300例/年;30%程度のAmplatzerによる心房中隔欠損閉鎖術や経皮的肺動脈弁形成術などの治療的カテーテルを含む)、経食道エコーと心エコーによる機能形態診断、埼玉県熊谷、神奈川県厚木市の学校心臓検診を行っています。都内と近郊よりチアノーゼ、心雑音が主訴の新生児、小児の受け入れを外来と入院で随時行っています。また本院では先天性心疾患と胎児診断されたケースでは産科と協力し母体と胎児の治療と管理を行っています。
研究:臨床研究では代謝性疾患における心機能、肺高血圧症、不整脈、心不全、基礎研究では厚生労働省科学研究費を獲得しラット心不全モデル、肺高血圧モデルラットを用いた病態解析を行っています。また学内の細胞生理学教室、循環器内科学、糖尿病代謝内分泌内科学講座と協力し心不全に伴うホルモン動態の研究を行っています。また平成22年度より文部科学省の私立大学戦略研究基盤研究の一環として先天性心疾患発症メカニズムの解明のためCopy Number Variantに関する研究を開始しています。成果はPediatric Academy Society, Association of European Pediatric Cardiologyなどの国際学会を始め、日本小児科学会、日本小児循環器学会などの主要な学会で報告しています。
海外留学派遣実績:米国Stanford大学(2004-2007年)、Mississippi大学(2008年~)