感染免疫研究班
本研究班は、小児感染症、小児リウマチ性疾患、原発性免疫不全症を研究領域とし、PCR法を用いた病原微生物の同定ならびに遺伝子解析、免疫・生体防御反応の解析、原発性免疫不全症の遺伝子診断ならびに遺伝子治療を主な研究テーマとしています。関連研究施設は、柏病院併設の臨床医学研究所、埼玉県立小児医療センター感染免疫科、国立成育医療研究センター研究所成育遺伝研究部、国立感染症研究所感染症情報センターです。現在の班員は10名と少なく、感染・免疫に興味のある若い先生方には、是非上記の関連施設で研究ならびに臨床経験を積んでいただきたいと考えています。
研究テーマ毎に現在班員が係っている研究を紹介いたします。
1.PCR法を用いた病原微生物の同定ならびに遺伝子解析
multiplex - PCR法を用いた敗血症の原因細菌の同定を臨床医学研究所で行っており、従来の培養同定法に代る検査法として期待されています。また埼玉県立小児医療センター感染・免疫科では、real – time PCRを用いてヘルペス属のウイルス定量を行い、病態に適した治療法の選択に役立てています。その他、呼吸器ウイルス感染症の分子疫学解析を、国立感染症研究所感染症情報センターと共同で行っています。
2.原発性免疫不全症の遺伝子診断と遺伝子治療
免疫不全症の診断ならびに責任遺伝子の同定は、国立成育医療研究センター研究所成育遺伝研究部遺伝子診断治療研究室と埼玉県立小児医療センター感染・免疫科で行っています。また遺伝子診断治療研究室では、慢性肉芽腫症に対する遺伝子治療の準備を着々と進めています。
3.免疫・生体防御反応の解析
小児リウマチ性疾患の疾患活動性や予後の評価に関する臨床研究、難治例に対する生物学的製剤による治療は、症例数豊富な柏病院小児科と埼玉県立小児医療センター感染免疫科が中心に行っています。